被災者をNPOとつないで支える合同プロジェクト


 佐賀新聞の記事「接続不具合9割? 佐大のネット講習」を読んである事を思い出した。
 私は昨年、慶応義塾大学の「地域情報化の人材育成研修」をe-ラーニングで受講しまし。
 この時、相当苦労しました。
 講義の3分1は不具合で、まともに受講できませんでした。
 原因は慶応のシステム側の不具合と、私の通信環境やPCの性能によるものでした。
 特に音声関係では、悩まされました。
 今回の佐賀大学の件も原因は似たような物だと思います。

 多分、前もって受講者との調整は行われていたとは思います。
 受講者が少数の場合はこれで、調整は可能でしょう。
 しかし、受講者数が増えれば完璧な調整は不可能です。
 受講者全員がクリアーな環境ではないのですから。

 そして人数が増えれば、問題は環境だけでは無くなります。
 各人の情報リテラシーの度合も大きく影響します。
 自分の環境で最適な設定はどうすべきか、また不具合時の対処の方法を理解できるか。
 受講者の条件は千差万別なのです。

 これはサービス提供側が、技術的にある程度は対応出来るでしょう。
 しかし、それだけでは追い付きません。
 結局はサービスを受ける側の情報リテラシーの向上を考えないと、スムーズな運営は望めないと思います。


◎佐賀新聞(2008/08/29)
 接続不具合9割? 佐大のネット講習

 佐賀大学がインターネット配信で行った教員免許更新制の予備講習(定員150人)で、何らかのアクセス不具合に陥った受講者が9割に上る可能性があることが28日、分かった。自宅や勤務校のパソコン(PC)で受信した際、画面が再三動かなくなり、途中で履修をあきらめた教員もいる。佐賀大は「このままでは来年度からの本講習のメニューに加えられない」として原因究明を急ぐ。

 講習は選択領域(6時間)の「人間社会とコミュニケーション」。遠隔地からの通学や交通費の負担を軽減する狙いで、学生向けで実績のあるネット学習システム「eラーニング」を活用し、8月5日から27日まで無料で配信した。

 画面が固まる不具合は、講師が語り掛ける動画の再生中に頻発。高校の男性教諭(42)は、自宅や勤務校のPCを何度も再起動。通信環境がいいネットカフェで、ようやく受講でき「実際の視聴時間の10倍の30時間は費やした」。比較的環境がよく、最新のソフトで対応した女性教諭(33)もストレスを募らせ「これなら対面式の講義の方がましだった」と憤慨。「知り合いは『これ以上、時間は裂けない』と履修を断念した」と明かした。

 この講習の修了認定試験が28日、本庄キャンパスで始まり67人が受験。終了後のアンケートでは不具合の指摘が相次ぎ、最終の29日を含め「9割に達するだろう」と担当教授。未履修者も、全く受信しなかった人を含め15人程度に上るとみている。

 原因は、配信元のサーバーや途中の回線の容量、PCの性能不足などが考えられるという。終盤1週間に受講者の3分の1が集中し、そうした同時アクセスも接続中断に拍車をかけたと推測する。担当教授は「いずれにしても期待を裏切る結果になり申し訳ない」と語り、ログインの際の入力トラブルと合わせて「改善策を探りたい」としている。



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Posted by 昏君 at 09:51│Comments(0)コンピューティング
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平田義信