親父の野望～ＩＴ奮起編～

　ネットワークは益々無線化の方向へ進んでいます。
　でもカバー領域は都市部に限られます。
　くまなく地球全域をカバーするには衛星を使うしかないでしょうね。
　しかし、それが実現するには技術面や予算面のクリアーすべきハードルが多くあります。
　それでも無線LAN（Wi-Fi）機能をそなえた ミニノートPCにスマートフォン、携帯ゲーム機と端末機は世間に多く出回っています。

　これの機器を有効に利用するにはどうしたら良いか？
　現状では有線との複合で無線化を実現するのが現実的ですね。
　そう言った点からFON（フォン）などが注目を集める訳です。
　FONは自宅などに設置した無線LANルーター（アクセスポイント/AP）を他のFON会員に解放して接続させるかわりに、自分も外出先で他の会員のルーターを無料で利用できるというものです。
　そう、自宅がアクセスポイントになるのです。

　このような動きは携帯電話の分野にも波及しています。
　NTTドコモはFOMA/無線LANデュアル端末を使い、家庭内で無線LANを使った高速パケット通信を可能にするサービス「ホームU」を2008年6月下旬から開始しました。
　また、ソフトバンクモバイルもIMS（IP multimedia subsystem）を使ったフェムトセル・システムをNECに発注したようです。
　これは簡単に言えば携帯電話の通信を家庭を中継局として、IP網経由で送受信しようと言うものです。
　2010年以降の3.9世代（3.9G）携帯電話システムであるLTE（longterm evolution）に向けての布石と言ったところです。
　全く、時代はドンドン動いていますね。

　ソフトバンク版NGN
　
　

こちらはKDDIの3.9G構想です。
次世代通信インフラ構想「ウルトラ3G」