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2008年06月26日

B-CAS見直し

 B-CAS見直しが本格始動しそうです。
 2011年のアナログ放送停波までに新制度の運用を始めることが、「情報通信審議会 情報通信政策部会 デジタル・コンテンツの流通の促進等に関する検討委員会」(デジコン委)第5次中間答申の骨子案が大筋で了承されました。

 そもそもB-CASは問題の多い方式でした。
 国内のデジタル放送ほぼ全般を制限管理する組織が一民間企業で独占していました。
 その上この「株式会社ビーエス・コンディショナルアクセスシステムズ」言う会社は、これだけ公益性の高い業務をやっているのに、株式を非公開とし資産状況・収支状況・役員報酬・諸々のライセンス供与で徴収している費用・さらには活動実態や本店所在地すら公開しておらず、同社の姿勢は公益企業らしからぬ徹底した秘密主義。
 日本以外でここまで変な事やっている国は在りません。
 それに運用や技術面でも、次世代の放送に対して問題点が多すぎる。
 総務相が無料で生活保護世帯等に無料配布する、「5000円チューナー」の開発の障害にもなっています。
 流石の総務相もこれでは、地デジが進まないと重い腰を上げたのでしょうね。


【参考】
  ※ITpro(2008/06/24)
   B-CAS見直しが本格始動、「2011年までに改善策決め運用開始」

  ※フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
    『B-CAS』

   



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Posted by 昏君 at 22:45│Comments(0)次世代放送
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平田義信