被災者をNPOとつないで支える合同プロジェクト


 初の黒人大統領誕生で沸いているアメリカですが、もう一つ画期的な発表がされました。
 米連邦通信委員会(FCC)は4日、未使用テレビ放送周波数帯、いわゆる「ホワイトスペース」の開放を決定したと発表しました。 しかも満場一致の5対0で承認されたのです。まさにGoogleやMicrosoft、MotorolaをはじめとするIT業界の大勝利です。

 従来無線の周波数帯は旧来の放送業界やエンターテインメント業界が大きな帯域を占有していました。これは当初の技術力では仕方ない事でした。
 ところがデジタル化を筆頭に技術革新により、使用帯域の圧縮が可能になったのです。これにより多くの空き領域(ホワイトスペース)が作り出されました。またインターネットや携帯電話の発達で、この分野での帯域が不足し、IT業界は帯域の解放をFCCに申し立てていました。
 これに対して放送業界やエンターテインメント業界などは、ワイヤレスマイクや使用しているテレビ周波数帯との干渉が起こると主張し、開放に反対していた。
 しかし、旧来のメディア業界が新しいネット業界に帯域を譲る事は、経済が行き詰った現在当然の事です。これからも発展するインターネットや携帯電話に多くの帯域を割り当てる事によって、イノベーションを生み出す企業が現れるでしょう。そう言った企業に経済を牽引させる事が、今後の世界経済発展のカギだと思います。

 アメリカ以外でもイギリスのOfcomは、ホワイトスペースの開放を決定しています。
 日本でも経産省がホワイトスペースの開放を業界に求めています。
 色んな意味で変革の時期に差し掛かっているいようですね。
 
 



同じカテゴリー(情報通信政策)の記事画像
原口総務相、就任後初めて帰佐。
B-CAS見直し案が具体化。
ケータイで地域活性化
2011年地上デジタル移行は完了するのか
同じカテゴリー(情報通信政策)の記事
 ICTと県民満足度 (2011-05-21 23:18)
 NTT再々編、はや諦観ムード (2009-11-12 11:34)
 ICT政策に関するタスクフォース (2009-10-23 15:14)
 関心高まる「ライフログ」、どう扱うか? (2009-10-08 12:40)
 原口総務相、就任後初めて帰佐。 (2009-10-08 12:09)
 2年後の通常国会に“日本版FCC”法案を提出 (2009-09-24 21:28)

Posted by 昏君 at 21:56│Comments(0)情報通信政策
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

平田義信